アルテマイヤー術式。直腸脱。経肛門的に腹腔内操作を。若手の感想

しげぞうです。外科専攻医1年目、消化器外科志望:乳腺ローテ

若手の医師・外科やコメディカルに向けて、ちょっと気になる疑問を勉強してアウトプットするブログ

肛門手術を今回は経験したので、それの感想を残します。

 

今回は直腸脱に対して、アルテマイヤーをしました。

直腸脱で完全にボコボコ出ていて

術前では還納は不可能。

便は便意を感じることもなく、垂れ流しでした。

これは脱出している腸管を切除し、

ダグラス窩と肛門の形成をしてやらんと。

肛門括約筋がしっかり働くようにしてやらんと。

実際どうなるかは今後の経過次第ですがね。

アルテマイヤーはどんな術式?

アルテマイヤーは直腸脱に対して、

経肛門的に、

引っ張り出して、

腹膜翻転部までひっくり返して、

そのまま、切除。

ダグラス窩を形成するために結紮、縫合。

肛門を形成。

以上。こんな感じでした。

実際に手術中の感想

実際に手術をやってみると、

なかなか難しい。僕は第2助手なので見てるだけなんですよ。

このせいでよくわからず。残念。

僕は鈎引きしているだけで、体勢もきついし、眠い。

っていうのが正直な感想です。

電気メスと超音波で止血と切除を進めていきましたが、

痔動脈の切除や辺縁動脈の切除で出血がかなりしました。

明らかに動脈出血だったので、

なんてこったー、と思いつつ

結紮・止血を繰り返した感じですね。

かなり何度もしていましたね~。

あれはあれで大変。でもしないわけにはいかないですからね。

 

肛門を管腔側から引っ張り出しながら

どんどん腹膜翻転部まで引っ張ります。

かなり男性で深い方だったのが、また難しいポイントでした。

切除ラインまでいくと、

そこから切除。結紮でラインをつくり、

肛門の再建。

小指1本閉まる程度の締め付けにしましたが

気持ちはなかなか緩めかもしれません。

次はどう生かすべきか

一番難しいなーとおもったのは、

見ていて切除ラインが分からないこと。

どこを切り進めればいいのか?

と僕にはチンプンカンプン

こんなんで、手術できるようになるんか。

まとめ

難しいって言い訳ばかりしてる気がする。

あとはしいて言えば、

準備不足。

忙しい日々に流されてそのままにしていることが多め。

こーれはダメだね。

 

どこかで仕切りなおさないと!

以上です。ありがとうございました。2021/06/03

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